2018年05月16日

ブルンジの中の日本

ブルンジという国そして人々(その2)

ブルンジという小国は隣のルワンダという国と、もとは同じ国だったそうです。両国で発生した内戦の傷跡は生々しく、夜には時折銃声が宿舎の部屋にも聞こえてきました。まだ火種が燻っていました。

【ブルンジの中の日本】

そのような中、私たち日本人は、何処に行くにも車で移動しなくてはなりません。車は事業主(JICA)の貸与車です。ドライバーは現地で雇った人ですが、その中に非常に優秀な人がいました。運転の上手さに加え、非常に気の利く人で、スタッフの中でもリーダー的な人物(仮に“J“と表記します)でした。”J”は前のプロジェクトで日本人と関わっており、日本人からカーステレオ用の音楽テープを貰ったとのことで、それを運転時に必ず聞いていました。赴任時空港で彼に初めて会い、車で宿舎まで送ってもらった際、彼は流れるテープに合わせて、実に上手く歌います。曲は、ほとんどが演歌で、特に石川さゆりさんの“津軽海峡冬景色“がお気に入りで、高い音調の部分も巧みに歌います。発音も見事で、ブルンジに入って最初の驚きでした。何か日本人に近いメンタル部分もあると感じた次第です。

ブログ一覧に戻る