2018年05月16日
世界最貧国の一つブルンジ
ブルンジという国、世界最貧国
私が海外での開発援助プロジェクトを専門に扱う会社に所属していた時のことです。
ブルンジ共和国という国をご存知でしょうか?あまり知られていない国と思います。世界最貧国であり、少し前に内戦を終えた国です。私はそこで道路の補修工事を担当しました。
ブルンジという国
ブルンジ共和国は東アフリカの高地に位置し、東と南はタンザニア、西にコンゴ、北にルワンダと接する小国です。元はルワンダと一つの王国でした。ちょっと年配の方ならツチ族、フツ族という民族の対立から両国で大虐殺が行われた国としてご記憶の方も多いかと思います。
初めはドイツ、後にベルギーの植民地でした。かの大事件は、ベルギーの肩入れか、一時少数民族のツチ族がこの国を支配。これに不満を持つフツ族が反乱を起こしたことから始まり、相互に報復を繰り返したことから複雑化しました。私は紛争が終わった後の、平和構築事業の一貫として、かの国に渡ったのです。
現地で雇用したスタッフの人たちと付き合い始めて、まず気が付いたのは、現地の人達は非常にまじめであり、勤勉だということ。そして民族など関係なく、お互い仲良く仕事をしてくれることでした。実際に行ってみないと分からないものです。
以降、暫く、このブルンジという国で経験したことを書いて行こうと思います。